原水爆禁止世界大会2016に参加しました!


dsc_0314みなさん、こんにちは!
私は8月4日から6日にかけて、広島で開催された原水爆禁止世界大会に、西淀川代表団の一員として参加してきました。
世界大会は原水爆禁止を求めて1955年に広島でひらかれたのが最初です。それ以来、毎年開かれてきました。いま世界では核兵器廃絶をめざす大きな世論が形成されていますが、この点で世界大会をはじめ日本の原水爆禁止運動が大きな役割をはたしたことは間違いありません。
私がはじめて世界大会に参加したのは、35年以上も前の大学生の頃ですが、夏休みの暑い日に大学近くの団地の1軒1軒を回りますと、多くの方が核兵器廃絶の署名に協力して下さり、「広島でひらかれる世界大会に参加します」というと、千円札をカンパしてくれる方が何人もいて、なんとか旅費を工面して参加できたのでした。それ以来、正確には覚えていませんが、10回近く参加していると思います。今回の参加は10年ぶりで感動もひとしおでした。
もう2か月半近くもたってしまいましたが、今回も多くの方にカンパをいただきましたので、遅まきながら参加しての感想などをご報告させていただきます。(地区委員長 原之園裕一)

8月4日 出発、開会総会

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開会総会(8月4日)

西淀川代表団は42名。早朝7時20分頃、観光バスに乗り込んで西淀病院前を出発。中国道を西へ西へと走り続け、車内で昼食もとり、広島にお昼すぎに到着。そのまま広島県立総合体育館・グリーンアリーナでの開会総会に出席しました。
開会総会には約4500人が参加。富田宏治(関西学院大教授)国際会議宣言起草委員長が主催者あいさつをされ、リレートーク、海外代表のあいさつなどが続きます。朝が早かったのとバスの長旅の疲れもでて、眠気とのたたかいの時間になりました。(申し訳ありません)
開会総会が終わると、とても庶民的な中華料理屋さんに移動し、夕食と交流。貸切でしたのものすごく盛り上がりましたね。

8月5日 分科会、代表団交流会

第5分科会で基調報告をおこなう富田宏治教授

第5分科会で基調報告をおこなう富田宏治教授

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発言する西淀川労連の矢野正之氏

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分科会へは市電で移動(8月5日)

2日目は、広島市内を中心に11の分科会、5つの動く分科会などがひらかれました。私は第5分科会「戦争法を廃止し、憲法生きる日本を」に参加しました。
基調報告をされた富田宏治教授は、安倍政権が戦争法を強行した理由は「抑止力の強化」であり、抑止力とは「アメリカの核抑止力」だとのべました。そして、安倍政権の立場は核兵器廃絶をもとめる世界の大きな流れに逆行し、私たちは世界の流れに乗っている、ここに確信をもって、戦争法廃止へ腰をすえてたたかおうと訴えられました。富田教授の話は大いに展望がわく元気のでるものでした。
この分科会では、西淀川労連の矢野正之氏が、西淀川区で戦争法廃止2000万署名を人口の3割をこえる3万筆以上集めた経験について発言しました。
分科会終了後、超満員の原爆資料館を超駆け足で見学したあと、単独行動で日本共産党創立94周年記念講演の視聴会に参加、その後ホテルでの西淀川代表団の交流会に遅れて参加しました。交流会では全員が2日間の感想を語りましたが、若い方の新鮮な感動、ベテラン参加者の鋭い視点に学ばされました。清水ただし衆議院議員も顔を出してくれました。

8月6日 平和記念式典、閉会総会、帰阪

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原爆の子の像の前で

平和大橋(8月6日)

平和大橋(8月5日)

最終日の6日は、朝早くホテルを出て、平和記念公園での平和記念式典に遠くから参加。会場周辺にはモニターテレビが配置され、安倍首相のあいさつなど式典の様子が写されています。原爆が投下された時刻である8時15分、黙祷。その後、「原爆の子の像」で折り鶴を捧げ、原爆ドームの前を通って閉会総会へ。
閉会総会では被爆者の方のお話を聞くことができました。71年前の壮絶な記憶をその体の中に抱えながら生き抜いてこられた被爆者のみなさん。大切な人を一瞬にして想像もつかない暴力によって奪われたその深い悲しみ。目の前で幼いわが子が、妻が、夫が、苦しみながら死んでいくのに、必死で助けを求めているのに、何もできない深い絶望。その苦しみの大きさは想像も及びませんが、広島の地であらためて戦争反対、核兵器廃絶への思いを強くしました。

最後に・・

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原爆ドーム(8月6日)

閉会総会(8月6日)

閉会総会(8月6日)

閉会総会(8月6日)

閉会総会(8月6日)

いま地球上の理性の力は、非人道兵器である核兵器は使ってはならないという国際条約の実現へ動き出しています。ところが日本政府は核保有国であるアメリカとの軍事同盟をタテに、被爆国政府でありながら、核兵器禁止条約の交渉開始に背を向けています。そればかりか戦争法を強行し、アメリカの戦争に全面的に荷担しようとしています。
世界の理性に逆らい、歴史の教訓に学ぼうとしない政治勢力に未来はありません。安倍政権を一日も早く倒し、新しい政治の流れをつくる仕事に全力をあげようと、あらためて決意を固めました。これからもともにがんばりましょう。


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