形勢報道をうけて――選挙結果を決めるのは一人ひとりの有権者。自らの力で勝利をきりひらく!
6月23日、各紙が参院選の形勢報道を行いました。共通する特徴は、①全国的に共産党は「改選3から大きく増やし、前回の8をこえる議席をうかがう」(日経)などと、比例で躍進する可能性がある。②1人区での野党共闘について「1人区、共闘は一定効果」(読売)など、一部の選挙区で野党統一候補が優位、もしくは接戦に持ち込んでいる。③大阪選挙区の情勢は、自民(松川)と維新(浅田)が頭ひとつ抜け出し、公明(石川)、維新(高木)、共産(わたなべ)が激しく競り合い、民進(尾立)が追う展開。④態度を決めていない有権者(読売35%、朝日5割、毎日4割)の動向で情勢が変わる可能性がある――です。
しかし、あたりまえのことですが、選挙結果を決めるのは一人ひとりの有権者であって、マスメディアが決めるわけではありません。新聞の予想どおりの結果がでなくても誰も責任をとりません。「今度は大丈夫」と力をゆるめたり、「もうあかん」とあきらめたりすれば、その瞬間に敗北が決まります。最後まで力をゆるめず、「自分たちの力で勝利を切りひらく」立場で全力をつくすことが何より大切です。私たちの実感としても、今度の参院選ほど多くの方々から「共産党がんばってくれ」との切実な思いが寄せられる選挙はありません。この声にこたえるためにもがんばりぬきたいと思います。
今回の形勢報道でもう一つ重要なことがあります。「毎日」の見出しは「改憲勢力3分の2をうかがう」、「朝日」の見出しは「改憲4党、3分の2うかがう」です。マスメディアは「与党優勢」の情勢を「憲法改正」と結びつけて報道しています。自民・公明は改憲問題を選挙の争点から外そうと必死ですが、隠しきれず、いよいよ大争点の一つに浮上してきました。いま、わたなべ結大阪選挙区候補が「大阪の4つしかな議席をすべて改憲勢力に明け渡すわけにはいかない」と訴えています。この訴えが、支持政党の違い、保守・革新の違いをこえて、「戦争はアカン」「憲法9条守りたい」と願う有権者の胸に届く情勢ではないでしょうか。わたなべ結の議席は、憲法9条を守り、平和を守りぬく宝の議席になります。
参議院選挙は2週間後には投票日をむかえます。すでに23日から期日前投票が始まっています。1日1日真剣勝負で全力つくします。最後までのご支援をどうかよろしくお願いいたします!(H)