大阪ダブル選挙勝利へ――大阪市をよくする会西淀川連絡会が決起集会ひらく
大阪市をよくする会西淀川連絡会は10月17日にダブル選挙勝利めざす決起集会をひらき、240人が参加しました。石井みすず府政対策委員長が司会をおこないました。
■基調講演「ダブル選挙勝利へどういどむか」 中村正男さん(明るい大阪府政をつくる会事務局次長)
中村正男さん(明るい大阪府政をつくる会事務局次長)が「ダブル選挙勝利へ、どう挑むか」というテーマで基調講演をおこないました。
〈ダブル選挙の意義〉
第1に、ダブル選挙の意義は「維新政治を終わらせることだ」とのべ、維新の2つの弱点――①もう一度「大阪都」をかかげないと選挙ができない。②「選挙で勝てばなんでもできる」と対立と混乱を持ち込んできた維新政治そのものが問われる――を明らかにしました。そして、「身を切る改革」をいう維新が政党交付金をめぐって醜いけんかをしていることを指摘し「市民の身を切る改革はあっても自分たちは税金にどっぷり」と批判しました。
〈なぜ柳本さんと栗原さんを自主的に支援するのか〉
第2に、柳本さんと栗原さんを自主的に支援することについて、「3つの大義がある」とし、①大阪の自民党が維新とたたかっている。②住民投票で協力共同しあった仲間であり、共同でこそ勝利できる。③維新政治を倒せば、府民、市民の声で動く府政や市政が誕生すると述べました。さらに「国政で戦争法をめぐって対立している自民党と手を組むのか」と攻撃されていることについて、「戦争法はダブル選挙の争点にはならないが、戦争法の行方や憲法改悪のことを考えれば誰が勝てば安倍政権への打撃になるかは明らかだ」とのべ、「『野合』などの揺さぶりに動じる必要はない」と訴えました。
〈どうすれば勝利できるか〉
第3に、選挙勝利の展望について、すでに大阪では反維新の首長のもとで250万人が暮らしていることを紹介。「住民投票のような共同のたたかいができれば勝てる。垣根をこえた共同の発展に力をつくそう」と呼びかけました。「維新をやっつけるために戦争法廃止などの国政問題は横に置く。これを消極的にとらえる必要はなく、逆に戦争法賛成の人も結集することができる」と述べました。そして、この間の共同で信頼関係が深まり、自民党の政策も変わってきているとのべ、柳本氏が政策で、敬老パス乗車ごとに50円負担はやめる、公募校長はやめる、公契約条例や住宅リフォーム条例の制定などを打ち出していることを紹介。
最後に「よくする会、明るい会の一番の力は草の根の力。橋下市長は共同が一番こわいから共同を壊すためにいろいろやってくるが、びくともしない。縁の下の力もちに徹してかんばりぬこう」と訴えました。
■「ビレッジ・おばちゃんズ」の「都構想漫才」が大うけ
おそろいのヒョウ柄Tシャツを着て登場した女性コンビ「ビレッジ・おばちゃんズ」が、「都構想漫才」を披露。――「今度のダブル選挙では橋下流の維新政治とさよなら〜せなあきまへんねんで」「そやけどどうしたらええんやろう」「今度の市長は柳本さんでっせ。知事さんも栗原さんになってもらいまひょ」「オール大阪でまとまるとええな」「まずは維新に退場してもらいましょ!」――とプロ顔負けのかけ合い漫才で会場を沸かせました。
■リレートークで「維新政治をたおそう」との思いあふれる
リレートークでは会場からの発言が相次ぎました。
「町会長として地域活動43年間やってきたが、こういう集会に参加するのははじめて。本当に一点共同で橋下維新政治をつぶさないといけない。自民党は一致団結して、明るい会や共産党と一つになってがんばってほしい。微力ながら柳本さん当選に奮闘したい」(元連合町会長)
「府教委は西淀川高校を再編整備の対象にしようとしている。維新府政のもとで、3年連続定員割れは再編整備の対象にするという条例がつくられた。定員割れの学校をつぶしていけばどこにもいけない生徒が出てくる。西淀川高校存続にむけて署名にとりくんでいるのでご協力を」(府高教西淀川高校分会)
「橋下市政になってから子どもたちの環境が悪くなった。1歳児は子ども5人に保育士1人の配置だったが、子ども6人に保育士1人に改悪され、保育室の面積基準も緩和されて子どもたちを詰め込む。水道料の福祉減免が廃止され、夏のプールの水道料がばかにならない。選挙はチャンスだ。力を出したい」(民間保育所保育士)
「維新をつぶさないと私たちの生活はめちゃくちゃになる。維新政治をぶっつぶすためにがんばりたい」(西淀川淀川健康友の会)
「バス路線が廃止になり、区役所にいくのにタクシーに乗っている人もいる。に~よんバスも停留所も便数も減らされた。バスを守らないと区内移動さえできない。今度の選挙は区民の足を守るためにがんばりたい」(年金者組合)
閉会あいさつにたった北山良三前市会議員は、「今日を出発点にどうしても勝利する。必ず勝ったという結果を出すことにこだわりをもってたたかおう。自民党との政策の違いは横に置いて『維新政治を終わらせよう』という一点で共同する。ともにがんばりぬいて、維新政治を本当に終わらせよう」とのべ、参加者全員で団結がんばろうを三唱しました。