西淀川高校を守れ!――この声をひろげましょう


3ヶ月ほど前の毎日新聞に次のような記事が載りました。


高校入試:西淀川高と能勢高、3年連続定員割れ 存続求める声 /大阪

毎日新聞 2015年03月26日 地方版

 府立高校入試の2次募集で、西淀川高(大阪市西淀川区)と能勢高(能勢町)が3年連続の定員割れとなり、住民らは「学校がなくなれば地域が衰退する」と危機感を抱き、存続を求めている。

西淀川高は昨春、定員割れしながらも志願者数は改善したが、今春は定員を大きく下回った。OBや住民らは13年、「西淀川高校を支える会」を結成、存続を求める5512人分の署名を府教委に提出した。地元商店街の役員で、子ども3人が同校に進んだ出来島隆子さん(61)は「生徒は商店街のイベントにも参加し、にぎわいづくりに貢献している。何とか学校を残してほしい」と願う。

一方、府の最北部・能勢町にある能勢高。通学のための鉄道の最寄り駅がなく、生徒集めの条件は厳しい。10年に「能勢高校を応援する会」を結成したOBの西田彦次さん(69)は「なくなれば子育て世帯の流出が加速し、町の衰退が止まらなくなる」と訴える。【大久保昂】


Nishiyodogawa_highschool

西淀川高校(ウィキペディアより)

3年連続して定員割れが続いている西淀川高校が、「再編・整備」(つまり、生徒募集を停止するなど)の対象になる可能性は非常に高いと思われます。

それは、2012年に制定された府立学校条例において、「入学を志願する者の数が三年連続して定員に満たない高等学校で、その後も改善の見込みがないと認められるものは、再編整備の対象とする」と規定されているからです。また、大阪府・市教育委員会が2013年に策定した「再編整備計画」では、2018年までに7校程度を募集停止にすることを決めており、すでに来年春から池田北、咲洲の2校の募集停止を決定しているのです。

37年前(1978年)に、地域の住民運動の中から誕生した西淀川高校。
地域にとって未来の担い手を育む大切な財産であり、いま、学んでいる現役高校生や卒業生にとっては、たくさんの思い出の詰まったかけがえのない母校です。
もっといえば、西淀川高校は区の「津波避難施設」に指定されており、地域の防災拠点としても大切な役割をはたしています。
絶対になくしたくはありません。

「定員割れ」を理由に高校をつぶすという考え方は間違っています。
すべての子どもたちに高校教育を受ける権利を保障しようと思えば、「定員割れ」をおこして当然だからです。
高校が「定員割れ」をおこさなければ、必ず高校に行けない子どもたちが生まれます。
過度な競争に追い込み子どもたちを苦しめるやり方は教育とは呼べません。

かつて「十五の春は泣かせない」というスローガンのもとで高校全入をめざした蜷川虎三京都府知事や、黒田了一大阪府知事を思い出します。
現在の山田京都府知事は昨年、「失敗することからどうやって立ち直っていくのかってことも教えるのも大切だ」などと、高校入試で大量にふるい落とすことを正当化しました。
橋下大阪市長は、知事時代に私学助成の拡充を求める高校生と対談し、「保護されるのは義務教育まで」「今の世の中は、自己責任がまず原則。誰も救ってくれない」と語りました。高校生から「それはおかしい!」と意見が出ると、橋下氏は「それがイヤなら、政治家になって国を変えるか、日本から出るしかない」と言い放ちました。

こんな間違った冷たい政治をおおもとから変えるために、党派をこえて力をあわせなければなりません。
さしあたっては、西淀川高校の存続をめざす声をひろげましょう。

 


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